本計画では、200㎡以下のコンパクトな規模でありながら、使い勝手とコストバランスを最大限に追求した木造倉庫を設計・施工しました。
内部空間は柱や梁をできるだけ見せる「木造の現し仕上げ」とし、木材の温かみを感じられるシンプルなデザインに仕上げています。
作業性を大きく左右する天井高さは 4.5m を確保。
フォークリフトの走行や大型資材のストックにも対応できる、広々とした無柱空間を実現しています。
また、資材搬入をスムーズにするため、シャッターは 幅5.6m × 高さ4.2m の大開口を採用し、トラックの横付けやパレット搬入にも十分対応できる仕様としました。
隣地境界側については、延焼の恐れのある部分のみを防火構造として計画。
内壁には最低限必要な範囲だけ石膏ボードを使用し、それ以外は木造の構造材をそのまま活かすことで、安全性を確保しつつコストダウンにもつながる最適なバランスを追求しています。
「シンプルで使いやすい倉庫がほしい」「コストを抑えながらも品質の良い建物にしたい」そんなご要望に応える、機能性と経済性を兼ね備えた木造倉庫となりました。
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